石膏は印象に比べ硬化する時間が遅いですから慌てずにゆっくりやると大丈夫ですよ。
ただ始めはとても不安ですよね。では上手く出来るコツを教えましょう!
1 水のコントロール
石膏は粉に水を入れてバイブレーターの上で混ぜていきます。
始めは歯の部分に石膏を流しますがその時は少し緩めの石膏の方が流れやすいです。
歯の部分に全て石膏が流れたら後はどんどん石膏を盛るだけなので、この時はある程度の硬さが無いと
石膏がトレーより流れ落ちてしまいます。この事をよく理解するとどういう風になるか?
それは始めは少量の石膏に少し水を多く入れ少し緩い石膏を歯の部分に流し込み、その後石膏を足して、
ある程度の硬さのある石膏を流し込むと気泡が入る事やトレーに持った石膏が緩くて流れ出てしまう事が
少なくなります。ぜひ試してみてください。
2 対合歯で練習する。
対合歯は本印象でないのでまずドンドンやってみることです。
数をこなさないと絶対に出来るようにはなりませんからね。
3 石膏が出来上がり、残った印象トレーに石膏をついで練習する。
もう硬化して石膏をはずして残ったトレーにドンドン練習の石膏流しをする事です。
失敗しても良いので気軽に出来ますよ。始めは僕も良くこれをやっていました。
4 補綴物の場所はスパチュラや探針を石膏を流した後に気泡抜きに使う
石膏を流してその補綴物ができる場所に気泡が入ると完全なる失敗になります。
石膏を抜くために補綴物の場所に気泡を抜くために探針やスパチュラをいれ気泡を 抜きましょう
5 バイブレーターを強くし過ぎない
バイブレーターが強すぎると逆に気泡の混入の原因になりますので出来るだけ振動は
少ない状態で行いましょう。
6 印象トレーをよく乾燥させてから石膏を盛る事。
印象トレーが濡れている方が石膏の流れは速いです。
ただ表面が塗れていると綺麗に石膏が流れているのかどうかも良く見えません。
必ずエアーで印象トレーのアルジネートの部分を乾燥させましょう。
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