歯科助手さんの 保険治療

歯科医院で行われる多くの診療が保険治療になります。では保険治療とは何でしょうか?
保険治療とは保険証を使用して治療費の総額の内、患者さん本人の負担分が三割で良い治療の事をいいます。た
だし保険診療には色々なルールがあり、すべての治療を行えるわけでは有りません。

ではどういうルールがあるのでしょうか?
それは使用する材料や薬品、歯の場所によって被せて良い物や、被せてはいけない物など、色々あります。
つまり保険診療イコール素晴らしい治療と思われている方が多いと思いますが、実際はそうではないというのが実情
です。たとえば歯の色の事を考えてみましょう。歯の色はほとんどの方が白もしくは白から黄色の間の色だと思いま
す。ですが保険治療で奥歯に使用する材料は金12%銀40%パラジウム48%の金銀パラジウム合金で行うか銀100%で
行う事。と定められています。金銀パラジウム合金も銀も金属の色をしています。つまり白や白から黄色の色、人間の
歯の色は使用してはいけません。というのが保険のルールなのです。この事についてだけでも保険治療とは最低
限、歯が使えるようになる、もしくは最低限痛みを止めるまでにとどめるだけであり、良い材料やより良くなるための
治療でない事がわかると思います。ですが経済的な負担の事を考えると非常にありがたいのが保険治療です。


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